薬局DX · 患者・薬局・本部をつなぐプラットフォーム

処方せん受付から服薬後のフォローまで、
患者と薬局をつなぐ業務基盤

患者向けアプリ・LINE連携・薬局管理・本部管理を備える薬局向けサービス

公開事例6システムを構築クライアント名非公開

プロジェクトの背景と設計を読む ↓

患者・家族、LINE・アプリ、薬局スタッフ、本部をつなぐ薬局業務の概念図
薬局業務のつながりを示す概念図です。実際の顧客システム画面ではありません。
SYSTEM OVERVIEW
  1. 01処方せん・予約
  2. 02患者・薬局の連携
  3. 03服薬指導・フォロー
  4. 04本部・店舗運営

開発範囲を整理した概念図です。実際のシステム画面・構成図ではありません。

CHALLENGE

課題

処方せんの事前受付、来局予約、患者・家族の情報、服薬後の連絡を、患者・薬局スタッフ・本部それぞれの立場から扱う必要があった。LINE、スマートフォン、店頭システムに分かれた接点をつなぎ、日々の対応状況を確認できる仕組みが求められた。

OUR WORK

Famgiaの取り組み

薬局スタッフ向けWeb管理画面と本部管理、LINE内の患者向け画面、電子お薬手帳アプリのAPIを整備。処方せん受付・予約から、患者情報、メッセージ、服薬フォロー、オンライン服薬指導へと業務をつなぎ、店頭データの取り込みや帳票出力、薬局間の在庫共有・医薬品取引・決済も支える構成とした。

OUTCOME

成果・運用

患者はLINEやアプリから予約・お薬手帳の確認・フォローへの回答を行い、薬局は受付状況・患者情報・連絡履歴を管理画面で扱える構成に。本部側にも店舗情報・配信・決済設定を管理する機能を用意し、患者接点と店舗・本部の業務を一つのサービスとしてつないだ。

PROJECT STORY / BUSINESS & ENGINEERING

来局前から服薬後まで、薬局の仕事をひと続きにする。

患者向けアプリ、LINE、薬局の管理画面、本部の業務。それぞれを個別につくるだけでは、対応の履歴はつながりません。患者接点と日々の薬局業務をどう結びつけたのかを紹介します。

受付だけでなく、その前後にある仕事から考える

薬局と患者の接点は、店頭で薬を受け取る時間だけではありません。来局前には処方せんの送信や予約があり、受け取った後には服薬に関する連絡や質問への回答があります。患者はスマートフォンを使い、薬局スタッフは日々の受付と患者情報を管理画面で扱います。

このプロジェクトでは、処方せん受付・予約、患者情報、電子お薬手帳、メッセージ、服薬フォローを一つのサービスとしてつなぎました。本部には店舗情報や配信、決済設定を扱う画面を用意し、患者向けの体験だけでなく、店舗と本部の仕事も開発対象に含めています。

大切なのは、アプリの機能数ではなく、ある接点で発生した情報を次の担当者が扱えることです。予約を確認した後に誰の記録を見るのか、送った質問に回答があったかをどこで確認するのか。そのつながりを業務の単位で整理しています。

LINEのアカウントと、患者・家族の記録は同じではない

患者との連絡にLINEを使う場合でも、LINEのアカウントをそのまま患者記録とみなすことはできません。家族の記録を扱う場面や、複数の薬局を利用する場面があるからです。連絡先、患者本人、薬局が管理する患者情報の関係を整理する必要があります。

システムには、LINEとの連携、患者・家族の紐づけ、患者向けアプリの記録、薬局ごとの患者情報を扱う構成があります。薬局のスタッフが連携を行い、患者側はLINE内の画面やアプリから必要な情報へアクセスする流れです。

これは単なるログイン機能ではありません。誰の記録を、どの立場から扱うのかを分けて考えるための設計です。患者向けの使いやすさと、薬局側の情報管理を同時に考える必要があります。

服薬フォローは「送信できる」で終わらせない

服薬後の連絡では、質問を送る機能だけでなく、その後の状況を確認する仕組みが必要になります。配信を予定したもの、実際に送信されたもの、回答があったものは、それぞれ異なる状態です。

開発した管理機能では、質問テンプレートや送信予定に加え、配信日・回答日、配信状態、回答状態などを条件にフォローを確認できます。未回答、一部回答、回答完了を分けて扱うことで、単にメッセージを一覧表示するのではなく、対応の状況を追うための情報を用意しています。

さらに、回答や対応状況の管理と報告書の出力を組み合わせています。患者とのやり取りを、その場限りの会話として終わらせず、スタッフが確認できる業務の記録につなぐ構成です。回答内容に対する専門的な判断は、薬局側が担います。

オンラインの相談も、予約と切り離さない

オンライン服薬指導の接点として、ビデオ通話を予約に紐づける機能を備えています。通話のための部屋を用意するだけではなく、どの予約のための案内なのかを関連づけ、薬局側が予約や患者情報と合わせて扱う構成です。

患者への案内とスタッフの管理画面が別々に動くと、予約と通話を照合する仕事が残ってしまいます。ここでは、既存の予約業務の中にオンラインの接点を置いています。新しい通信手段を追加するときも、その前後で人が行う確認を含めて考えています。

店頭のデータとスマートフォンをつなぐ

新しいアプリを用意しても、薬局で既に使われている処方データや印刷業務がなくなるわけではありません。このプロジェクトには、JAHIS・NSIPS形式のデータ取り込み、店頭クライアントとの連携、PDF帳票、通知やバックグラウンド処理が含まれます。

患者向けのお薬手帳を成立させるためには、画面の見せ方だけでなく、元となる情報をどこから取り込み、どの患者記録へつなぐかを考える必要があります。薬局のWeb、LINE内の画面、アプリ向けAPI、店頭の接点を、同じ業務の流れとして扱いました。

また、薬局間の在庫共有や医薬品の出品・購入申請・承認・取引、請求・決済を支える機能も備えています。患者との接点に加え、薬局の運営側にある仕事も扱う点が、この基盤の開発範囲です。

複数の接点を持つサービスで、設計するべきこと

この事例から読み取れるのは、利用者の数だけ画面を増やせばよいわけではない、ということです。患者・家族、薬局スタッフ、本部では、扱う情報も仕事の進み方も異なります。その違いを保ちながら、必要な情報を関連づけることが重要になります。

Famgiaが取り組んだのは、患者接点と業務システムを分けずに考える開発です。受付、連絡、確認、記録という一連の仕事を、データの取り込みや通知まで含めて構成する。既存の業務を持つ事業者が、新たなアプリやサービスを展開する際にも通じる設計のテーマです。

SCOPE

公開可能な機能・業務構成に絞った開発紹介です。患者情報、顧客名、内部の接続先は掲載していません。医療上の判断を自動化する機能や、治療効果・法令適合性を保証する事例ではありません。

WHAT WE BUILT

具体的な構築範囲。

このプロジェクトで担当した
6つのシステム・領域。

01

薬局スタッフ・本部向け管理画面

患者・処方履歴・予約・問い合わせを扱う薬局向けWebと、店舗情報・お知らせ・配信・決済設定を扱う本部向けWeb。担当する業務と役割に応じて操作する。

02

LINE・患者コミュニケーション

LINEアカウントとの連携、患者・家族の紐づけ、個別メッセージ、一斉配信、リッチメニュー、LINE内の予約・回答画面を接続。

03

電子お薬手帳・患者向けアプリ連携

処方履歴、薬の登録、QRコード取り込み、服薬リマインド、薬局検索、通知を支えるAPI。患者本人と家族の記録、薬局ごとの患者情報を関連づける。

04

服薬フォロー・オンライン服薬指導

フォロー用の質問テンプレートと送信予定、回答・対応状況の管理、報告書の出力。予約に紐づくビデオ通話と患者への案内にも対応。

05

処方データ取り込み・店頭連携

JAHIS・NSIPS形式の処方データを取り込み、お薬手帳・患者記録につなぐ。店頭クライアントとの連携、PDF帳票、通知やバックグラウンド処理を組み合わせる。

06

在庫共有・医薬品取引・決済

薬局間での在庫検索、医薬品の出品・購入申請・承認・取引状況を管理。請求・オンライン決済と、本部・店舗ごとの決済設定につなげる。

THREE CONNECTED EXPERIENCES

患者・薬局・本部。
三つの立場を、つなぐ。

一つの画面にすべてを詰め込むのではなく、
それぞれの仕事に必要な接点を用意します。

患者・家族

薬局に行く前も、薬を受け取った後も。

  1. LINEから処方せんを送り、受け取りや相談を予約
  2. アプリ・LINEでお薬手帳や家族の記録を確認
  3. 服薬フォローの質問に回答し、薬局とやり取り
薬局スタッフ

受付と、その後の対応をひと続きに。

  1. 処方せん・予約・患者情報を確認
  2. メッセージやオンライン服薬指導に対応
  3. フォローの回答・対応状況を確認し、記録を残す
本部

店舗ごとの運用を、本部から支える。

  1. 店舗情報や設定を管理
  2. お知らせ・LINE配信・リッチメニューを運用
  3. 本部と店舗の決済設定を整理
ENGINEERING DECISIONS

機能の数より、
業務のつながりを設計する。

人と店舗を、混同しない。

患者本人の記録と、各薬局が扱う患者情報を区別。家族で一つのLINEアカウントを使う場合や、複数の薬局を利用する場合も考慮して、情報を関連づけます。

新しい画面だけで、完結させない。

LINE、患者向けアプリ、薬局のWeb管理画面、店頭クライアントを接続。既存の処方データ形式や印刷業務も含めて、日々の運用につなぎます。

定期処理と、その後の確認まで。

フォローの配信予定、通知、データ取り込み、帳票生成を組み合わせ、スタッフが回答や対応状況を確認できる流れを設計します。

  • Laravel
  • React / TypeScript
  • Inertia.js
  • LINE / LIFF
  • Flutter向けAPI
  • JAHIS / NSIPS
  • PDF・通知・非同期処理
RELATED SERVICES

似た課題を、
お持ちですか。

御社の業務やデータ、既存システムの条件に合わせて、実現方法を検討します。

この事例について相談する ↗

ほかの開発実績。

全事例を見る →

いま困っている仕事から、
一緒に整理しませんか。

企画書や要件定義書がなくても構いません。
現在の状況と、実現したいことをお聞かせください。